家族が集まるキッチンに変えてみませんか?コの字キッチンの魅力について解説します!
2023.09.30
近年、キッチンのリフォームをご希望されている方が多くいらっしゃいます。
その多くのお客様は過ごしやすく使い勝手の良いキッチンをご希望されています。
この傾向をみると、家で過ごす時間の中でも、特に食事の時間を重要視している人が増えていることが見受けられます。
ただ空腹を満たすだけの食事とするではなく、『より美味しい食べ物を手軽に、簡単に調理し、そしてその食事を囲み、家族と共に楽しく3食いただく』ということを大切に考える人が増えているのです。
これをお家にも反映させたいと考える人が増えています。
そこで注目されているのが、コの字キッチンです。
目次
コの字キッチンとは・・・
カタカナの「コ」の字のようにシンク、コンロ、作業スペースが配置された形状のキッチンのことをいいます。
コの字キッチンで多いのが、シンクとコンロをL字に配置し、さらに90度の角度で作業台・配膳台を兼ねた対面式カウンターをつなげたスタイルです。
作業台・配膳台として利用できることはもちろん、ダイニングスペースとして活用するスタイルも人気です。
L型キッチンから進化した形でもあり、U型キッチンと呼ばれることもあります。
コの字キッチンには、対面式オープンキッチンと壁付け独立キッチンがありますが、今回は対面式オープンキッチンについてチェックしてみましょう。
コの字キッチンの魅力とは?
「LDKの主役となれるキッチン」となってくれることです。
家族が集うLDKの中で、まさに食事の時間を大事にできるキッチンこそが「コの字キッチン」といえます。
LDK内の存在感が大きく、このキッチンを起点として暮らしが広がります。
食事をするときでなくても、自然とキッチンの周りに人が集まってくる空間になります。
魅力1.
家族との距離を近くに感じられます。
家事の中心であるキッチンだけに、ここで長時間作業することは多いです。
このようなキッチンであれば、家事をする時間でもキッチンの周りに家族が集まってくることで、近くに家族の存在が感じられるため孤立感が無くなり、顔を見ながら会話を楽しむことができます。
その結果、家事をしている時間を負担だと感じにくくなります。
キッチンでの作業をしながら目の前で食事をする子どもの様子や、リビングで遊んでいる子どもの様子にも目を配りやすく、家事と育児の両立のしやすさを実感できるでしょう。
近年、共働き世帯は多く、キッチンで家事をするのはママ!という時代ではなくなってきています。
コの字キッチンのように自然と家族がキッチンへ集まるようなスタイルであれば、家事に抵抗を感じるパパも気兼ねなく近寄りやすく、そしてママの家事のお手伝いもしやすくなります。
その結果、子どもも自然とお手伝いをするようになり、自立心の芽生えにも効果的といえます。
魅力2.
料理のしやすさをアップしてくれます。
コの字キッチンは、サイズが大きなキッチンとなります。
ゆったりとした作業スペースを確保できることで料理がしやすく、また親子で一緒に料理を楽しむときでも窮屈さや狭さを感じないでしょう。
買ってきた食材を並べるにも便利ですし、ホームパーティーなどの際には料理やお皿などゆったりと並べることができます。
作業スペースが狭いと円滑に料理や片付けを行えず、ついイライラしてしまいがちです。
作業スペースがゆったりしていることで料理のしやすさがアップしますし、大人数のホームパーティーの際にも大活躍してくれます。
魅力3.
調理・配膳・片付けの際の動線が短いことで家事効率がアップします。
コの字キッチンの場合、シンクからコンロまで体を90度回転させ、1、2歩ほど移動することでキッチン内の行き来ができます。
洗い物をしながら煮込み料理をチェックしたり、焼き加減をチェックしたりと作業の同時進行がしやすいのです。
また、カウンターで食事をしている家族が「おかわり!」と言っても、サッと作業できますし、食事中に飲み物をこぼした場合でも、ふきんをスムーズに取り、拭き作業ができます。
通常、ダイニングは対面式キッチンの前に配置したり、最近ではキッチンの真横にダイニングを配置する間取りが多いです。
この場合、ダイニングで食事をしている途中に「おかわり!」と言われると、立ってキッチンへ向かい、器に食事を盛り、ダイニングへ戻ります。
また、「こぼした!」と言われれば同様に、立ってキッチンへ行き、ふきんを取り、ダイニングへ戻ります。このちょっとした移動がストレスに感じてしまうものです。
コの字キッチンの場合には、キッチンの内側にママが座って食事をしていれば、おかわりの場合や、ふきんやお皿など、必要なものがある場合、振り返って手を伸ばせば必要なものを手に入れることができますし、1、2歩移動するだけで欲しいものを手に入れることができます。
移動の手間なく、スムーズに欲しいものを手に入れることでプチストレスを解消してくれるのです。
調理→配膳、食後の片づけも同様にこの動線のコンパクトさから、円滑に進めることができるため、家事効率がアップします。
魅力4.
ダイニングテーブルにもなります!
ダイニング側に向けて対面カウンターになっている部分を少しゆったりとした広さにしておくことで、この部分を単に作業スペースとして利用するのではなく、ダイニングテーブルとしても利用することが可能となります。
コの字キッチンは、非常に大きさを要してしまうキッチンですが、ダイニングスペースを兼ねることで、大きさを感じさせくすることもできるのです。
例えば、朝食のとき、旦那さんと子ども達と朝食の時間がずれることも多いです。
その都度、食事の支度や片付けを行う場合、このスタイルであれば、調理しながら配膳したり、片付けをしたりと、コの字キッチン内でクルクルと体を回転させ、効率よく作業が進められるため、時間がずれて食事の支度や片付けをする場合でも負担を感じにくいです。
ダイニング部分にはイスの設置は必要であるものの、別にダイニングテーブルを購入する必要がありませんし、ダイニングスペースも確保する必要がないので費用もスぺースにも無駄がありません!
魅力5.
収納スペースをしっかりと確保できます。
3方向にあるキッチン下部分を収納スペースとして確保できますし、壁付けになっている部分は壁面に収納を取り付けることができます。
吊り下げ収納を設けることもできます。
キッチンには食材をはじめ、食器、調理器具やキッチン家電など収納しておきたいものがたくさんあるため、収納スペースがたっぷりあると、キッチンに必要なものをきちんと整理整頓することができ、リビングからキッチンを見ても、生活感を与えるものが目に入りにくく、見られても美しいキッチンを維持しやすくなります。
LDK内で大きな存在感を与えるコの字キッチンだけに、見られていい!オシャレなキッチンを維持するにはも収納スペースをゆったりと確保できるのは嬉しい点といえます。
コの字キッチンのポイント
シンク、コンロ、作業スペースとそれぞれ別の場所に設置されていることが多いコの字キッチンは、全体的にキッチンとしてのサイズが大きくなるケースが大半です。
しかしその一方で、家族が集まってきやすく、キッチン内で複数人が作業する場合でもストレス無く行えるキッチンであるため、家事をする時間を楽しく感じさせてくれます。
コの字キッチンを設ける際のポイントは、シンク・コンロ・冷蔵庫の場所です。
この3つの設置場所によってキッチンの使いやすさは大きく変わってきます。
調理の工程や調理の際の動線を意識して、手の届きやすい位置に設置し、動線のコンパクトさを大事にしておきます。
体の向きを変えたり、振り返ることで必要なものを取ることができたり、作業を行えることで家事効率をグンと高められるだけに、この3つの設置場所は重要となってきます。
例えば、冷蔵庫からシンク、シンクからコンロへと移動する動線を意識して配置することで、スムーズに料理が行えるようになります。
この流れで、調理したものをダイニングへ置けば、配膳までの支度が円滑です。
このようにキッチン内での家事動線を踏まえ、シンク・コンロ・冷蔵庫の配置を考えたキッチンを完成させましょう!
まとめ
リフォームをする際、コの字キッチンはLDK内で存在感が大きく、リビングが窮屈な印象になってしまわないか…と不安がよぎる人もいるかもしれませんが、ダイニングを兼ねた対面式オープンコの字キッチンにすることで、狭さや圧迫感を感じさせることなく、LDKの中心核として存在してくれます。
キッチン内で体を回転させたり、振り返ることで調理・配膳・片付けの作業の際の無駄な動きが無く、家事効率を高められます。
食事をするときだけでなくても、自然とキッチンに人が集まってきやすく、キッチンを通しての家族のつながりや会話が楽しめるキッチンといえます。
キッチンを変えて生活のスタイルを変えてみてはいかがでしょうか?
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