外壁塗装、いつやればいいの?基礎知識を徹底解説!
2025.04.06

外壁塗装のタイミングが分からず悩んでいませんか?「外壁が色あせてきたけど、今すぐ塗り替えるべきなのか判断できない」といった声は少なくありません。
たとえば、外壁に白い粉がつく、ひび割れが見える、コケが生えているといった現象が見られると、塗装の劣化が進んでいる可能性があります。そのまま放置すると、雨漏りや建物全体の劣化につながるおそれもあります。
外壁塗装が必要な症状や、塗料別の耐用年数を把握することで、最適な塗り替え時期を判断できます。
結果として、不要な費用を抑えつつ、住まいの安全と美観を長く保つことができるでしょう。
さっそく、外壁塗装が必要となる症状と塗料の耐用年数についてみていきましょう。
外壁塗装が必要な症状とは?
外壁に現れる劣化のサインは、塗装の塗り替えを検討するうえで非常に重要です。
その理由は、塗膜が劣化することで防水性が失われ、外壁材の腐食や建物内部への浸水を招くおそれがあるためです。
たとえば、外壁を手で触ると白い粉がつく「チョーキング現象」は、塗膜の劣化によって顔料が表面に現れた状態です。また、0.3mm以上のひび割れ(クラック)は、雨水の侵入リスクが高まるため特に注意が必要です。
さらに、塗膜の剥がれや膨れ、コーキングの割れ、カビ・コケの発生、金属部分のサビなども放置は避けるべき症状といえます。
こうしたことから、劣化症状が見られたら早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
そこで次に、塗り替え時期を判断するうえで目安となる築年数についてみていきましょう。
外壁塗装の築年数目安とは?
外壁塗装を検討するうえで、築年数も大切な判断基準となります。
その理由は、どのような塗料であっても年数が経過するにつれて劣化が進行し、防水性や耐候性が低下するためです。
たとえば、新築や前回の塗装から7~10年が経過している場合は、外壁の状態を一度確認することが推奨されます。特に日当たりが強い、海が近い、風が強いといった立地では、塗膜の劣化が早まる傾向にあります。
ただし、築年数だけでは判断が難しいため、実際の症状とあわせて検討することが重要です。
さて、築年数の目安が分かったところで、次は塗料ごとの寿命について詳しくみていきましょう。
塗料ごとの耐用年数とは?
塗料には種類ごとに異なる寿命があり、これが塗り替え時期を判断する基準になります。
その理由は、塗料ごとに成分や構造が異なり、紫外線や雨風に対する耐性が変わってくるからです。
以下の表に、代表的な塗料の種類とその耐用年数をまとめました。
塗料の種類 | 耐用年数(目安) | 特徴 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 約3~6年 | 価格が安いが耐久性は低く、こまめな塗り替えが必要 |
ウレタン塗料 | 約5~10年 | 柔軟性があり、細かい部分の塗装に向いているが紫外線に弱い |
シリコン塗料 | 約7~15年 | 耐候性・価格・耐久性のバランスが良く、現在主流 |
ラジカル塗料 | 約10~16年 | 劣化因子(ラジカル)を抑える成分を含み、比較的新しい塗料 |
フッ素塗料 | 約15~20年 | 非常に高耐久で汚れにも強いが、価格は高め |
無機塗料 | 約15年以上 | セラミックなどを含み、最高クラスの耐久性をもつが高価格 |
このように塗料にはそれぞれの特徴と寿命があり、自宅の状況や予算に応じた選択が求められます。
では、せっかく塗り替えた塗装を長持ちさせるには、どのような工夫があるのでしょうか。
外壁塗装を長持ちさせる方法とは?
外壁塗装の寿命を延ばすには、いくつかの対策が効果的です。
その理由は、塗装後の管理や施工の品質によって、耐用年数に大きな差が出ることがあるからです。
たとえば、定期的な点検を行うことで、小さな不具合のうちに修繕が可能となり、劣化の進行を防げます。また、信頼できる施工業者に依頼すれば、塗料本来の性能がしっかり発揮される仕上がりになります。
さらに、初めからフッ素塗料や無機塗料のような耐久性の高い塗料を選べば、塗り替えの頻度を減らすことができ、長期的には費用の削減にもつながるでしょう。
結局のところ、計画的なメンテナンスと正しい塗料選びが、外壁を美しく保つカギといえます。
まとめ
外壁塗装が必要な主な症状や、塗料ごとの耐用年数についてお伝えしました。
チョーキングやひび割れなどの劣化サインを見逃さず、築年数や塗料の種類をふまえて、適切な時期に塗り替えを検討することが大切です。
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