自分のお家のメンテナンスについて考えてみようートイレ編ー
2022.07.09
目次
自分のお家のメンテナンスについて考えてみようートイレ編ー
トイレはいつでもキレイに使いたいものですよね。
そのためには、日常的なトイレ掃除が極めて重要です。
トイレをキレイに掃除するためには、正しいトイレ掃除の方法を理解しなければなりません。
トイレ掃除において、基本的に意識しなければならないのは除菌です。
例えば、掃除用のシートなどを使用する場合は除菌効果があるものを選択しましょう。
トイレは汚れが顕著となる場所ですので、掃除で使用したアイテムは使い捨てできると便利です。
また、便器を掃除するときにはトイレブラシが必須となります。
便器ブラシを使用することで、便器の中および裏側まで丁寧に洗えますので、効果的です。
これらの掃除アイテムを使用して、便器の中を含めたトイレ本体・壁・床を丁寧に掃除をすることでトイレをキレイに保つことができます。
トイレの清掃に使用する洗剤について
トイレ掃除をより効果的に行うためには、洗剤を使用するのが一番です。
しかし、トイレ掃除に使用する洗剤にはたくさんの種類があり、汚れの種類に対して適切な洗剤を使用することでより一層キレイに掃除することができます。
洗剤には液性と称される性質が備わっており、大きく分類すると酸性・中性・アルカリ性に分けることができます。
酸性・中性・アルカリ性を見分ける方法は、pH(ペーハー)を用いて確認することができます。
液性は、0〜14までの数字を用いたpH値で分類されており、0に寄ると「酸性」の効果がが強くなり、14に寄るとアルカリ性の効果が強いとなっています。
よって、0~14の中間に位置する「6以上8以下」のpH値を有しているのが中性に分類されるのです。
これらの性質を正しく理解することによって、汚れに対してどのような洗剤を使用するのが最も効果的なのか判断できるようになるのです。
ここからは、洗剤の種類について詳しく解説します。
中性洗剤
中性洗剤とは、その名称からも分かるように「中性」の性質を有している洗剤です。
掃除をするうえで重要なのは、液性の特徴を知ることです。
酸性の汚れに対してはアルカリ性洗剤が有効であり、アルカリ性の汚れに対しては酸性洗剤か有効なのです。
このように、反対の性質で中和することによって各種汚れを適切に除去することができるのです。
上述した理由から見受けられるように、中性洗剤とはまさに「中間」に位置する液性であることから、酸性の汚れとアルカリ性の汚れのどちらに対しても強いとは言えません。
このように論じると、中性洗剤の存在意義に波及してしまうのですが中性洗剤にもきちんとした役割があるのです。
酸性洗剤およびアルカリ性洗剤は、洗浄力は非常に強いといえます。
しかし、洗浄力が強すぎるあまりトイレの素材や素肌を痛めてしまう可能性があるのです。
その点、中性洗剤では汚れを落とす力はそれほど強くありませんが、トイレの素材や素肌を痛めてしまうことはありません。
軽い汚れだけ落とすことを茂木としているのであれば、中性洗剤があれば十分なのです。
これらのことを踏まえて、中性洗剤はトイレ掃除において毎日行う日常的な掃除に最適であるといえます。
中性洗剤の良いところはオールラウンダーであるところであり、便器の中および便座と言ったトイレ本体・床・壁といった、トイレの中全てに使用することが可能です。
中性洗剤を使用することで、自身の素肌やトイレの素材などを痛めることなく、日々の汚れを落とすことができるのです。
酸性洗剤
酸性洗剤とは、pH値が6未満に位置している酸性の性質を有している洗剤です。
酸性洗剤にも細かく分類があり、弱酸性洗剤はpH値3〜6に該当しており、酸性洗剤はpH値3未満に該当するものとなっています。
pH値が0に近ければ近いほど、酸性の効力が高いこととなります。
アルカリ性の汚れに対して絶大な効果を発揮する酸性洗剤ですが、軽度の汚れには弱酸性洗剤で十分対応できます。
弱酸性洗剤で除去できないようなひどいアルカリ性の汚れに対しては、酸性洗剤を選択することで効果的に汚れを落とすことができるでしょう。
このように、アルカリ性の汚れの度合いに対して使用する酸性洗剤を使い分けることがポイントです。
なお、酸性洗剤の注意点として塩素系洗剤と混合することによって、非常に危険である塩素ガスが発生する可能性があります。
塩素ガスは非常に有毒であることから、必ず注意しなければなりません。
これらを踏まえて、トイレ掃除においてはガンコな黄ばみ汚れに対して絶大な効果を発揮します。
便器の中に付着している尿石および黄ばみなどは中性洗剤では除去することができません。
また、尿石が便器の中に付着したまま放置しておくことによって、菌が爆発的に増殖して悪臭の温床となってしまいます。
尿石はアルカリ性の汚れとなっていますので、これらの汚れに対しては酸性洗剤が大きく活躍してくれるでしょう。
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は漂白剤に分類されるものの1つであり、漂白作用・除菌・漂白・消臭作用が期待できます。
これらを踏まえて、トイレ掃除においてはガンコな黒ずみ汚れに対して非常に効果的です。
所謂、「サボったリング」と呼ばれることが多い便器の中の黒ずみです。
これらの汚れであれば、塩素系漂白剤を使用することで場合によってはブラシを使用せずとも汚れを落とすことができるでしょう。
なお、塩素系漂白剤も汚れを落とすことかは絶大ですが、上述でも開設したように酸性洗剤と混ぜることで有毒である塩素ガスが発生してしまいますので注意が必要です。
また、素手で触ることに寄って素肌を気付付けてしまう恐れもありますので、こちらも注意が必要です。
よくあるトラブルについて
トイレを日常的に使用していると、どうしてもトラブルが発生してしまいます。
しかし、トラブルの種類を知ることによって、どのようにすればトラブルを回避できるかという思想にもつなげることができるでしょう。
ここからは、代表的なトラブルについて解説します。
トイレのつまり
トイレが詰まる原因はいくつかあります。
さまざまな理由が考えられますが、代表的な項目は次のとおりです。
・水に溶けにくいものを流した
・水流の圧力不足
・大便を小洗浄で流した
・食べ物を流した
・尿石が詰まっている
・トイレタンク内に異物が存在する
・手洗い感からの水漏れ
上述したように、本来の使い方と異なる使用方法をした場合に詰まりが発生することがご理解頂けたと思います。
また、日常的な清掃が適切に行われていないことによってもつまりは発生するのです。
水漏れ
トイレは水を使用するアイテムですので、水漏れが発生するリスクがあります。
代表的な水漏れの要因は、次のとおりです。
・排水管の劣化
・トイレの設置に問題がある
・温水便座との接続部分に問題がある
・トイレタンクおよび給水管との接続部に問題がある
・便器にひび割れが発生している
・結露している
上述したように、大部分の水漏れ原因はトイレ本体や排水管などです。
しかし、結露などは室温と温度変化によってもたらされるものですので、トイレを修理しても改善されるわけではありませんので注意が必要です
修理or交換 どっちが正解
トイレの調子が悪くなった際、修理と交換のどちらが正解なのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
判断基準の1つとして、使用期間が挙げられます。
トイレを使用してから1~2年程度であれば、トイレ本体および排水管などの附属物の経年劣化はそれほど深刻なものではありませんので、修理をすることで適切に使用できるようになるでしょう。
しかし、10年前後使用しているトイレであればトイレ本体および排水管などの付属物の経年劣化も進行しています。
そのため、悪くなったところを修理して使用していると今度は別のところが悪くなって修理をしなければならないようなケースが多数見受けられます。
そうなると、結局は修理した費用が新品を購入する費用を上回ってしまう可能性も否定できません。
このようにね修理をするのか交換するのかはトイレの使用期間によって判断すると良いでしょう。
トイレの掃除・メンテナンスのまとめ
ここまで、トイレ掃除に関連する項目について解説しました。
トイレは日常的に清掃することで長くキレイに使うことができます。
そのためには、適切な洗剤を使用して掃除をすることやトラブルの原因を理解して回避する行動に繋げることが極めて重要であると言えます。
本記事が、トイレ掃除にお困りの方にとって一助となれば幸いです。