自分のお家のメンテナンスについて考えてみようーーキッチン編ーー
2022.07.13
目次
キッチンの汚れについて
料理をするときなど、キッチンは毎日使うことが多い場所だと言っても過言ではないでしょう。
そのため、汚れやすい環境です。
また、料理をメインとして使用する場所ですので、各種調味料や油など落ちにくいとされる汚れも付きやすいのです。
また、シンク台などの流しもありますので水廻りの汚れなども顕著となるでしょう。
ここからは、キッチンの汚れを解説します。
水廻りの汚れについて
シンク台の素材は、ほとんどがステンレスです。
白色の汚れおよび水滴跡がシンクでは目立つでしょう。
また、水垢および石鹸カスの付着も気になるのではないでしょうか。
これらの汚れは、適切に掃除をしているつもりでもきちんとキレイに掃除できていないことが往々にしてあります。
ここからは、水廻りの汚れの種類および原因を解説します。
水垢
水道水には、さまざまな成分が含まれています。
その種類は多岐に渡り、ケイ酸および無機質成分も含まれます。
これらの成分が他の汚れと複雑に混合されることによって、ガンコな汚れとして付着するのです。
これらをそのまま放置することにより、水が溜まる周辺において白色の汚れがこびりつくことや、黄ばみおよび黒ズミなどの温床となってしまいます。
油汚れ
キッチン周りでは油の使用頻度も多くなっています。
それらの油をシンク台に付着したまま長期間放置することにより、光や熱を起因として酸化することにより樹脂のようになります。
油が付着してから半年程度経過することにより、一般的な洗剤を使用して掃除をしても汚れの除去は非常に困難となります。
石鹸カス
私たちが手を洗うときなどに頻発に使用する石鹸は、脂肪酸カルシウムが含まれています。
石鹸の主成分である脂肪酸ナトリウムです。
水に含有されているカルシウムイオンと脂肪酸ナトリウムが反応することにより、放置することでこびりついてしまい除去が困難となります。
錆
金属を主材料として構成されている部品などは、湿気および腐食性ガスを起因として錆が発生します。
ある程度の防錆処置が施されているメッキ製品は、水栓金具および給水管に採用されています。
しかし、それらメッキ製品であっても錆が発生するケースがありますので要注意です。
火の回りの汚れについて
キッチンにおいて、火の周りは使用用途からも汚れが目立つ場所でしょう。
火の回りで特に汚れが目立つのは、次のとおりです。
コンロ
ガスコンロの汚れは、食品の付着・油汚れ・焦げ付きです。
なお、汚れの原因は次のとおりです。
【食品による汚れ】
調味料およびこぼしてしまった食品が付着することを起因として発生する汚れです。
付着してから迅速に除去するのであれば、水拭きなど洗剤を使用せずとも簡単に除去することが可能です。
しかし、それらを除去しないまま加熱してしまったり、長期間放置してしまうと汚れの除去は容易ではありません。
【油による汚れ】
料理において、油を使用する頻度は高いと言えるでしょう。
油はべとついた汚れとなるため、長期間放置していると除去は困難です。
【焦げによる汚れ】
上述したように、コンロ周りは非常に汚れやすく掃除が大変な場所でありますが、さまざまな汚れの中でも焦げによる汚れが一番厄介であると言えるでしょう。
これらは、吹きこぼれ・こぼれた食品・調味料がガスコンロに付着して過熱されることによって焦げ付きます。
これらが幾度となく繰り返されるうちに、非常にガンコな汚れとしてコンロに付着するのです。
これらの汚れは、簡単な水拭きで除去することは困難であるため洗剤などを使用しなければ除去することができません。
【魚グリル】
魚を焼くことで発生する油汚れは、受け皿および網への付着だけに限定されずグリルの内部で頻繁に跳ねることにより魚グリル全体へと付着します。
そのまま放置することで、悪臭の元となります。
また、油汚れ以外としては魚が焦げることによって網に焦げた身と皮が残留することによって、非常にガンコな汚れとなってしまいます。
【換気扇】
換気扇の主たる汚れの原因は、油および埃です。
料理をしている過程において、油は蒸気として上昇して換気扇へと辿り着きます。
換気扇フィルターに付着した油は非常にベタついているため、埃がそれらに付着することによってより一層除去しづらくなるのです。
よごれの落とし方
キッチン周りが汚れる原因は、上述したとおりです。
それら汚れの落とし方は次のとおりです。
水廻りの汚れはどうして落とす?
水廻りで汚れが顕著なのは、シンクと排水溝です。
シンク
一般的な洗剤を使用するよりも重曹・お酢・クエン酸などの洗剤が最適であるといえます。
また、ステンレスを主材料としたシンクに発生したガンコなサビは、上述した洗剤では除去できない可能性があります。
そのようなケースでは、クリームクレンザーなどを使用することによって汚れを除去することができますので活用してください。
なお、クレンザーを使用する場合は水、もしくはぬるま湯でよく洗い流してください。
排水溝
排水溝は、細かい部品が複数重なり合って構成されています。
食材なども流すことから、菌が増殖しやすい環境にありますので殺菌作用のある塩素系漂白剤などを使用するのが良いでしょう。
なお、ぬめりは重曹とお酢を使用してください。
火の回りのよごれはどうして落とす?
火の回りで汚れが顕著なのは、コンロ・魚グリル・換気扇です。
コンロ
重曹を使用すると良いでしょう。
重曹の主成分は炭酸水素ナトリウムですので、水に融解させることで弱アルカリ性へ変質します。よって、油汚れ・焦げ付きなどに有効です。
魚グリル
部品が食材に直接触れる場所です。
そのため、あまり汚れ除去効果の高すぎる洗剤を使用することは避けたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よって、セスキ炭酸ソーダと重曹が良いでしょう。
換気扇
まずは部品を分解するところから始めてください。
換気扇にも、重曹が効果的です。
油汚れなどに対して重曹は非常に効果的ですので、キレイにすることができるでしょう。
キッチン以外でよごれの気になるところ
キッチン以外でも、汚れは付きます。
キッチン以外で気なるところは、次のとおりです。
【壁の掃除について】
キッチン以外では、壁の汚れが顕著です。
それは、壁に油が付着するからです。
油汚れには、重曹を使用すると良いでしょう。
愛着のあるキッチン長く使うコツは?
キッチンとは毎日使用することろですので、キレイに使い続けたいものです。
また、男性および女性とも料理をする機会が増えていますので、愛着を持っている方も多いのではないでしょうか。
そのため、愛着あるキッチンを長く使用したいと考える人は多いといえます。
コツコツとまめ掃除するのが1番
愛着あるキッチンを長く使用するためには、面倒かもしれませんがコツコツとまめ掃除するのが一番良いと言えるでしょう。
上述したように、汚れの種類や場所に対して最適な洗剤などを使用して適切に掃除することは大切です。
掃除の頻度が少なければ汚れがガンコになったあとに掃除をしなければならないため、要する時間を長くなってしまい労力が大きくなってしまいます。
掃除の頻度を高めるのが一番良い方法であると言えるでしょう。
まとめ
ここまで、キッチンの掃除に関連する項目について解説しました。
キッチンは愛着を持って使用している方が多いため、常に綺麗にしたいものです。
そのためには、上述した内容を参考としてこまめに掃除されることを強くおすすめします。
本記事が、キッチンの掃除にお困りの方にとって一助となれば幸いです。
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